久しぶりの帰省(パートⅠ)
こんにちは。
7月18日から2泊3日で奄美大島に帰省しました。
三男が入院し容態が芳しくなかったのでお見舞いに行くためです。
7月18日午前5時自宅を出発。
バス停まで15分の距離を車付きのカバンを持ち上げて歩きました(朝の早い時間にゴロゴロという音はかなりの騒音と考えたからです)。
7時の飛行機に乗るには5時28分のバスに乗らなくてはいけなかったのですが、土曜日は時刻が違い5時38分。10分の違いは私にプレスチャーをかけ(不慣れな飛行機に乗るので)タクシーで行くようにと問いかけるのでした(時間をお金で買いなさいと)。焦ってタクシーに連絡したせいかタクシーに違う場所を伝え、すぐに気付き再びタクシーに連絡。時間が過ぎていくことで焦りで更にプレスチャーがかかっていきました。
5時35分にタクシーに乗り福岡空港に着いたのは6時過ぎ。
チケットを発券しと保安検査場へと移動。
長い距離を移動し搭乗口へ。
ここでやっと一息。
新型コロナウイルス対策で周りはマスクの人たちとソーシャルディスタンスを意識した間隔をとり、それぞれが奄美大島行きの飛行機を待っていました。
今朝作ったおにぎりを食べて少し腹ごしらえをしてトイレに行き飛行機に乗る準備をしました。
この日の福岡の天気は曇りで蒸し暑く、冷や汗とにじみ出る汗で化粧も少し落ちた感じです。
奄美行きの飛行機に乗り込むと、やはり新型コロナウイルスの影響かまばらな乗客の数。窓側に座り、三男の心配をしながら少しわくわくしながら飛び立つのを待っていると、飛行機が動き出し離陸しました。
私は飛行機に乗ると離陸のふわっとなる瞬間がなぜか大好きなんです。
福岡空港を定刻の7時に離陸。奄美空港到着は8時10分の予定。
飛行機の窓からのぞく下方には厚い雲に覆われ、上方は雲ひとつない青い空。
飛行機の中でどうぶつの森で気をまぎらわし、時々耳がズッキーンと痛くなるのに耐えました。
時折大気の変化でガタガタと揺れる飛行機は無事に奄美空港到着。
奄美空港も曇りでかなり蒸し暑い。やっぱり南国だなって実感!
レンタカーを借りて三男の病院へ。
今回の帰省は奄美に住んでいる母や長男には内緒(サプライズのつもり)。
三男の病院の近くのスーパーに行きトイレを借り、朝食を買い母の所へと向かいました。
私の突然の帰省に母はかなり驚き、こころここにあらず状態。
そんな母を置いて一時でも早く三男に顔を見たいので、母とは別に病院へ向かいました。(母のいる所から病院までは歩いて5~6分くらいの距離)
病院に着くと問診表が置いてあり記入し病棟の看護師さんに渡すと、しばし足止め。(福岡から来ていることを上司に確認が必要だったようです)。新型コロナウイルスの影響で面会できなかったらと心配していると大丈夫との返事をもらいほっとしました。
すぐに三男の病室へと向かいました。
ノックをすると三男が私の顔をみて、すぐに私とわかり名前を呼び笑顔を見せてくれた時は正直ほっとしました。しかし三男は階段から転落し顔を打撲。打撲で顔色が濃ゆい紫になっていて目も腫れていました。独り言をぶつぶつ言ったりするので大丈夫なのか心配になりました。
あまり状態は良くないのですが、入院当初よりは回復していると後から来た母が話してくれたので少し安堵しました。
長い時間は病室にいれないので一旦ホテルに荷物を置きに帰りました。
夕方また三男の顔を見に戻りホテルへ。
ホテルに戻り放送大学の試験を11時過ぎまでかかり仕上げ眠りについたのは0時過ぎ。
今回の急な帰省の決断をするにはハードルがいくつかあり実際迷いながらの帰省になりました。
一つ目は放送大学の試験の提出日が迫っていること。
二つ目は1週間前からメニエールの症状が出ていて体調が悪いこと。
でも三男の状態が芳しくないことで何とかなると判断しての帰省でした。
今思うとかなりハードな日程ではありましたが、新型コロナウイルスが増えてくる前で良かった。タイミングが1週間ずれていたら面会できなかったかもしれないと思うと帰れて良かったと思っています。
写真は奄美大島瀬戸内町管鈍から見た大島海峡です。
おでん会議
お鍋の中で、ぐつぐつと 会議が踊る
だしの中心手羽先が、
「私がいなければいなければ、美味しいおでんはできません。」と一言
意義あり、牛すじが発言
「私こそがおでんの主役だ」
大根、こんにゃく、卵、厚揚げ、じゃがいもが
それぞれ、我こそが一番の立役者と、
口々に、ぐつぐつ言っている。
何も言わず、ストーブの火は燃えている。
「私がいなければ、あんた達は生のまんまでしょ。」と心の中でつぶやく。
お鍋は皆がそれぞれに、私が私がと言うのに、ほとほと疲れ果てているようだ。
良いころ合いになってきた。
一つまた一つと、人間様の胃袋へ入っていく。
胃袋の中で小さくなったおでんの具たちは、
やっぱり「自分が一番」と言っている。