詩のブログ

心のままに

消しゴム

鉛筆で書いた 

消しゴムで消してみた

嫌な記憶も消しゴムで消せたらいいのに

良いことはとどめておいて

嫌な事 忘れたいことは 

全て消しゴムで

跡形もなく消える

そんな消しゴムどっかに売っていないかな

買い物好きな私だけれど

まだ見つからない

心の中を消す 消しゴムだから

サイズは大きいのがいいかな

それとも使いやすいように 

小さいタイプがいいかな

嫌な人の顔も 

思い出せないほどに

思い切って消しゴムで消してしまおう

消しゴムは 私の心の荷物を

きっと軽くしてくれる

昨日までの私の暗い過去は

新しい今日からの記憶に上書きされていくから

幸せ色の海

どしゃぶりの雨の中

バイク走らせ海辺の街へ

そこには幸せ色の海がある

一日に何度も色を変える その海は

いつか幸せ色の海と名前がついた

 

砂利の多い砂浜を歩く

足跡もなく 砂利の音と波音しか聞こえない

遠い海の先にも幸せ色の海は広がっている

このまま この波に乗って遠くへ行きたい

 

 

幸せ色の海は 晴れた日も 雨の日も

幸せ探しにくる人を あたたかく迎えてくれるのです

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撮影地 奄美大島

ふりをする

人の声が 蔑む声が聞こえます

誰かが 私の事を言っている 

私は知らなかったふりをする

傷ついていいないふりをする

心の中の涙の雨が 体中を覆っても

その人達と 同じ時間に生きている

私は私 あなたは言いたいことを言えばいい

人を傷つけても 傷つけたことすら気付かず

自分の身に降りかかったら

大声あげて 人に自分はこんな事を言われたのよ

されたのよ と人様に話すのです

私はそんな人達の中で

鎧のような重い鎖をつけて

笑顔をふりまき 何も感じていないふりをする

どんなに 強く見せても

心の中はいつも ぐらぐらと地震のように

揺らいでいるのです

   私

悔し涙を流した日

私は生まれ変わる

新しい自分へ

苦しくて 眠れない夜

私は生まれ変わる

まだ見ぬ自分へ

傷ついても 明日がある

どんな辛い日だって

私の為に必要な事

悲しい気持ちを無理に

閉じ込めないで

心の叫びに 素直になろう

私は私 あなたにはなれない

今の自分も 過去の私も

すべて 愛そう

私が私である為に